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2007.02.28
 「手の冷えと痺れ」がずっと続いていたために、神経内科外来で診察と検査を受けたところ「末梢神経障害」ということがわかり、原因究明のため2/1から検査入院をしていました。
この症状は削岩機、エアーハンマーなどの振動工具を使用する作業者によく見かけられる症状だそうです。
私はそのような作業経験もないのですが、神経障害の原因を突きとめるための検査と、更に想定される原因要素を前提にした治療の試行を受けたのですが、残念ながら今のところ治療の効果は出ていません。

治療中に症状が改善されたり、治ったりするケースもあれば、遅れて1,2週間後に効果が出てくるケースもあるようです。私の場合は発症後1年少々経過していて慢性化していたせいか、今のところ効果が全然出ていなく遅れて効果が出てくれるのかどうか、取り敢えず2/27に退院して3週間程度の経過観察をすることになりました。
現在、治療の中間時点ながら今までに受けた検査と治療について、かいつまんで整理してみました。

A.検査 (2/1〜2/9)
1.心電図  2.胸部X線  3.髄液検査  4.採血  5.検尿  6.便潜血 7.誘発電位検査による脳波検査
8.胃内視鏡検査  9.心臓CTエコー  10.MRI(下腿部)  11.腹部CT  12.MRI(全脊髄)
          
       ※検査結果:全て異常なし

B.神経生検 (2/13)
seiken2.bmp 体内の感覚神経を一部切り出して顕微鏡もしくは電子顕微鏡で検査をするものです。
私の場合、今のところ手の冷えと痺れなので手から神経を切り出すのではと思っていたら、入院先病院では手からの採取の経験がなく、且つ、するとしても手は運動神経や筋肉等が複雑に絡んでいるので生検が難しいとのこと。それに、私の前回の神経伝導速度検査の結果によると足にも異常データが認められ、やがて足の方にもしびれが起こりうる可能性があるため、足の神経を採取したいとの説明を受けたので左足で生検をすることにしました(図は右足の例)。

採取するのは腓腹神経(ひふくしんけい)といってアキレス腱上部のふくらはぎにある感覚神経で、この付近では運動神経がそばを通っていることもなく作業がし易いとのことで、踝よりやや後上部のかがとから10cmくらい上のところを局所麻酔をかけて切開しました。
感覚神経はかなり内部を走っているので深く切開したのだけれど切開中は痛みは感じなかった。しかし、その神経を切断した時には周辺が爆裂したのかと思われるほどの凄い痛みが四方八方に走り、一瞬息が詰まりました。
また、神経生検に併せて筋生検もしたので、筋肉(短腓骨筋)の切断時もこれまた凄い痛みを感じ、もう2度と生検は受けたくないと言う位の酷い痛さで、就寝前には痛み止めを飲まないと眠られない状態が退院まで続きました。
2/27に縫合部の抜糸後に退院しましたが、術後2週間経った今も神経切除部と踝周辺に強い痛みがビリビリ走る毎日で、歩くのもビッコをひいています。
切り取った腓腹神経は直径2.5〜3mmと結構太く、切除した長さは3cmなんですが、なくなった切除部の神経は両側から徐々に伸びてきて1〜2ヶ月後には繋がり感覚が戻ってくるそうですが、まれに感覚が戻らないケースもあるようです。


C.神経生検結果 2/27
sinkei.bmp2/13に切り取った感覚神経を専門病院に送付して検査して貰っていましたが、その検査結果の回答があったようで主治医から説明がありました。ミクロの話になりますが、腓腹神経の中に写真の様な10本程度の神経束があり、更に束の中に写真の様な細い神経繊維が数百本あるそうです。そして一本一本の神経繊維内には神経信号として微弱な電気信号が流れるので、繊維表面には電線と同じように絶縁するために鞘で覆われています。
私の場合、以前検査した時はこの繊維の数が減ってきているのではと言われたのですが、生検の結果では繊維数には問題がなく、逆に神経繊維の鞘が2〜3本〔1神経束(数百本の神経を内臓)当たり〕程度破損していたそうです(神経に信号が流れても鞘の破損部同志でショートしてしまって正常に感覚を把握できなくて神経障害が発生していると言うことらしいです)。


D.治療
生検結果を待たずして2/14から治療に入りました。この種の神経障害に対する定番の治療法みたいです。

【第1ステップ:副腎皮質ステロイド剤点滴パルス療法】2/14〜2/16
 ソルメドロール1000mg/日を3日間=3000mg(3g)を1クールとして実施。点滴時間3Hr/回。
ソルメドロールは大量投与時の水分、ナトリウムの貯留、カリウムの低下などの副作用がプレドニンより少ないため、ステロイド短期超大量療法(パルス療法)を行う場合にプレドニンより優れていると考えられているそうで、痺れ発症後2〜3ヵ月程度の人に実施すると70%位の人に劇的に利くそうです。
そうでなくても、少し効果があった人にはもう数クール実施して効果をあげているようです。
残念ながら私の場合は全然効き目がなかった(何事も早めに手を打たないと駄目ですね)ので、次の点滴療法に移行しました。

【第2ステップ:免疫グロブリン大量点滴療法】2/19〜2/23
 人免疫グロブリン2500mg(2.5g) x 12本/日=30000mg(30g)/日を5日間=150g実施。
点滴時間約7Hr/回。
人免疫グロブリンは血液製剤で献血液から精製されて作られるもので非常に高価な薬です。
点滴量は患者の体重に比例しているようで、私は12本x5日=60本を使ったのでグロブリン代だけでも120〜140万円位になります。(ちなみに27日間入院したのですが、退院時の総支払い額は入院諸費・検査費を含め3割負担でほぼ70万円でした。ただし、数ヶ月後に高額医療費制度でかなりの金額が還ってきます)。
現時点でのグロブリン大量点滴療法の効果はまだ現れていません。
この薬の半減期が2〜3週間と言うことなので、この短い間に効果が出てくれないと、まだまだ先が長い治療になりそうな気もします。

【退院後】2/28〜
 末梢神経障害の治療薬「メチコバール500μg」(ビタミンB12製剤)を服用中

E.今後
 3/16に外来で担当医の診察を受けることだけが決まっています。今は先が見えない状態なのですが、なんとしても治療効果が早く出てくれることを期待している現状です。
posted by たむ at 19:51 | TM | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記>健康| Page Top へ▲
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