4−2 ジョットの鐘楼からの眺望
ジョットの鐘楼(Campanile di Giotto)
この鐘楼は画家で、建築家でもあるジョットの基本プランと設計で1334年に建設が始まる。ジョットは基礎と一番下ができた頃の1337年に他界し、アンドレア・ピサーノが後継者として設計と建設を続け下部の窓のない部分を建設した。この時点でフランチェスコ・タレンティが引き継いで、鐘楼が重過ぎにならないように上部の柱構造を変え、開口窓を取り入れた。更にドゥオーモとのバランスも取りながら建設を進め1359年に完成したといわれます。
鐘楼はドゥオモの南側に隣接して建ち、高さ84.7m、幅は14.45mの正方形で、外壁は白、赤(ピンク)、緑の大理石で装飾され、下段は人間の再生の過程が繊細に描かれたレリーフが美しいゴシック様式の鐘楼で、その美しさはダンテの「神曲」の中でも称えられたほどです。
私達は当初、「ドゥオーモのクーポラ」に登る予定だったのが、思いがけないドゥオーモ職員組合のストライキで入場できなくなり「ジョットの鐘楼」に登ることになった。
クーポラの屋上に上がるには463段の階段を上がるのですが、途中1ヶ所(ドーム部内側に描かれたフレスコ画「最後の審判」を見る所)以外には休む所がなく、混んでもいるので上がり始めると一気に登ることになるそうですが、ジョットの鐘楼はそんなに混んではいなく、途中に覗き窓や休憩する所があって比較的登りやすいとのことでした。
開館5分前に鐘楼に到着すると、私達より早く1グループが来ていたけれど空いていてラッキーだった。
聳え立つ鐘楼に実際に上がってみると、鐘楼の中程迄は覗き窓からチラッと景色を見る程度で一気に登ったが、上層の開口窓のある3ブロックではフロアがあって開口窓から景色を眺めながらゆっくり休憩も出来たので、へばり気味の私の足でもなんとか登りきれて屋上にやっと到達。
屋上テラスに出ると一面に広がる赤レンガ色のフィレンツェの街並みの絶景が一望に、まさに大感動!!
クーポラに登るとクーポラ自身は見えないのは当然ですが、今回は鐘楼に登ったのでドゥオーモやクーポラが間近で手が届くように見える上に、街並みを背景にしてクーポラを見晴らしたり写真を撮ったり出来ると言う利点もあって最高でした。
(1)鐘楼の階段を登る
L:中央向こうがジョットの鐘楼。優美な姿は他の教会の鐘楼に比し斬新。
R:鐘楼の入り口がある東面を見上げた外観。3色の大理石と繊細な彫像装飾などが素晴らしい。
L:鐘楼入り口前の方面からみたドゥオーモとクーポラの南側面。
R:鐘楼1階で入場券(6ユーロ)購入中に、内部の壁にある階段式の窓をパチリ。いよいよこれから屋上の見晴台テラスに向かってスタートだとワクワク!
L:ひたすら登る414段の階段。対向者があると横向きでないとすれ違えない狭さ。
リハビリ中の足で登り切れるか不安を感じながら、ツアー同行者の最後尾を登る。直前を登る後姿は相方。
C:階段室は所々に明かり採り兼覗き窓があり、景色を眺められる。ドゥオーモの南通りが見える。
R:同上。段々と高度が上がり、ヴェッキオ宮の塔が見え始める。
鐘楼の最上層から3つ目の層までは開口窓があり、景色がよく見える。
L、R:クーポラと東方向の景色が見えます。大小のクーポラが綺麗だった。
南東方向の景観。左端はサンタ・クローチェ教会と鐘楼、中程やや右寄りはバルジェッロ国立博物館、
その右はパディア・フィオレンティーナ教会の鐘楼。後方の山には、ミケランジェロ広場、サン・ミニアー
ト・アル・モンテ教会のファサードが見える。

鐘楼最上層から下3つ目のフロアの開口窓から見た北西方向の景観
L:中央にサン・ジョバンニ洗礼堂、左遠くにサンタ・マリア・ノヴェッラ教会とその鐘楼、右側の赤いドームのところはサン・ロレンツォ教会
R:左にサン・ロレンツォ教会、右はドゥオーモ(花の聖母教会の大聖堂)の壁と下段の屋根
L:鐘楼の最上階フロア。正面(南方向)の開口窓の窓外にはベッキオ宮が見え、4人は屋上テラスに上がる階段に向かう人達。手前の人は床面の鉄格子から下層階を見ている。
R:床面の鉄格子部分は吹き抜け(資材や鐘等の上げ降ろし用の開口部?)になっていて格子から階下が見えるのだけれど、高所恐怖症の私はカメラの手を伸ばしても、これが接近できる限界だった。
(2)ジョットの鐘楼屋上からの眺め(北から時計回りの順に)
鐘楼の屋上テラスにやっと到達!
ルネサンスの花を開かせた街フィレンツェ。360度どちらを見ても見渡す限りの美しい街。
レンガ色の街並みが何処までも続いている!
フィレンツェの中心はやっぱりドゥオーモ。クーポラはとにかくでっかくて大きくて、街中に聳え立っている。
ここから眺めるフィレンツェの街並みは最高です!!
上:ジョットの鐘楼屋上のテラスから直ぐ目の前に見えるドゥオーモのクーポラ。
下・L、C:鐘楼のテラスには屋根の四辺を取り巻くように展望通路があって、思いの外広く感じた。また、周囲全てに頑丈な柵があり上部にも金属製の安全囲いが設置されていたので、流石の私も自分が高所恐怖者と言うことを完全に忘れて周囲の景観を楽しみました。
下・R:クーポラの屋上テラスをズームして見ると、そちらは柵が簡素に見えて、私には怖そうで柵に近づけないかも(>_<。)HelpMe!!。 今日はストによる臨時休館で人影は見えない。
北側の景観 レンガ色の屋根に緑がミックスされた街並みがきれい。
クーポラの北側から北に延びるセルヴィ通り(写真では右下から上の中央に向かう通り)を歩いて行くと突き当たりに「サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場(
フィレンツェで最も美しい広場:地球の歩き方による)」がある。その正面に同名の教会(写真を拡大して見ると、回廊の柱がほんの少し見える)が、右側には捨て子養育院絵画館がある。
またズーッと左にはアカデミア美術館、サン・マルコ美術院(写真では左端に少し見える白い建物)などがある。
東側の景観 遠くの山裾まで延々と赤レンガ色の甍が続く。
フィレンツェは何処を見ても教会が見える中で、左手に唯一(?)色の違ったライトブルーのクーポラ(丸屋根)を持つユダヤ教会が見える。
南東側の景観 手前側では、東から西へサンタ・クローチェ教会、バルジェッロ国立博物館、パディア・フィオレンティーナ教会の鐘楼が見える。
また、後方の山の中腹で白く見えるミケランジェロ広場、山頂付近に白く見える教会がサン・ミニアート・アル・モンテ教会です。
南側東寄りの景観 ヴェッキオ宮、その奥にウフィッツィ美術館、右側にシニョリーア広場の野外彫刻ギャラリー(ロッジア・デイ・ランツィ)があります。
南側西寄りの景観 一番手前の四角い建物がオルサンミケーレ教会。
ジョットの鐘楼屋上の柵が写真の左縁手前に白く、ほんの少し写っています。
南西側の景観 右手の大きな四角い建物がストロッツィ宮。
右奥、山の少し手前にサンタ・マリア・デル・カルミネ教会。
左端はサント・スピリト教会。
西側後方の景観 左後方にサン・フレディアーノ・チェステッロ教会。
その他あちらこちらに、いくつかの教会が見える。
写真に沢山写っている教会の名前を調べるのは大変だよ。
西側手前の景観 比較的広い通りが見える。真ん中が洗礼堂やドゥオーモの南側に繋がる通り。
右側の向こうへの通りは突き当たって斜め右に進むと、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会前にでる。
北西側の景観 左側遠くにサンタ・マリア・ノヴェッラ教会とサンタ・マリア・ノヴェッラ駅(通称、フィレンツェ中央駅)、右側のドームがある所はメディチ家礼拝堂とサン・ロレンツォ教会で回廊も見える。
L:下段途中に地上をパチリ。 R:美しい花の都を見せてくれたジョットの鐘楼に名残を惜しんで、またパチリと撮りました。右側の建物はドゥオーモ。
【動画:ジョットの鐘楼から】 写りが非常に悪く暗くて見づらいですが...。